BLOG

第3章|匠の手Ⅲ

2015.08.13 Thursday

 

第3章 匠の手Ⅲ

― 木と根くらべをして、調和を生み出す ―
宮沢家具設計製作 宮沢 高

神奈川の湘南・茅ケ崎で育った。
そんな海の街で育った宮沢が、海のない飛騨高山に移り住んだのは十五年ほど前のこと。

学生時代にバックパッカーとして世界中を回った。
その経験から、自分はどんなことをしてでも生きていけるという自信があった。

卒業後にサラリーマン生活を始めたが、どうにも日常に収まりきらない自分がいることにすぐに気づいた。

そんなときに、何気なく休日の散歩で家具店に入ってみた。
木の素材が宮沢に何かを語りかけているような気がした。
なぜか、無性に家具を作りたいと思った。
それまでは、家具や木材を意識したこともなかったというのに。

MOCTAVE_広葉樹_木材_家具_職人_テーブル4

そうして、家具作りが学べる職業訓練校を探し、高山に移り住んだ。
卒業後はすぐに家具メーカーで働いた。
最初の二年間はラインで働いたが、その後四年間は試作部門に配属された。
渡された図面を見て、どうやったら形にできるのか、一から考えるところから始めた。

次に、修理部門に異動し、一人で修理をこなした。
これも、どうやっていいか分からず、一から考えた。
どちらも慣れるまでに時間はかかったが貴重な経験だった。

そうした工場での仕事のかたわら、工場ではできないことをやってみようと思って、仲間と工房を借りた。
五時に退社して、それから夢中で家具を作る。気がつくと深夜だ。
急いで帰って眠る。そんな毎日を繰り返した。

そして独立した。口コミで多くの客から注文が来る。
キリスト教会の椅子を作ったら、他の教会からも頼まれるというように、どんどん広がってきた。

<  ブランドストーリー 目次  >

 

家具 ・ インテリアショップ MOCTAVE | 東京・代官山

 

New Entries

Categories

Back Numbers