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第4章 | 森の響き [合歓・夏椿]

2015.08.28 Friday

 

モクターブ 広葉樹図鑑

広葉樹図鑑P29

[右]
合歓   ネム・ネムノキ(マメ科)
Albizia julibrissin

オジギソウのように細かい葉が多数からなる偶数二回羽状複葉で、
全体で1枚の葉です。
夜は相対する小葉が閉じるため、この名があります。

7月になると長い淡紅色の雄しべをたくさんもった、まるで刷毛のような花を頭上につけ、
どことなくトロピカルなムードを漂わせます。

材は、マメ科によく見られるように心材が濃褐色をしていますが、大きな板を取れるほど大径木にはなりません。

[左]
夏椿   ナツツバキ(ツバキ科)
Stewartia pseudocamellia

文字通り夏に花が咲くツバキで、白い花を咲かせます。
また葉は普通のツバキと違い、秋には落葉します。樹皮が非常になめらかで、
斑らに薄く剥がれるので独特の模様となります。

沙羅木(シャラノキ)と呼ぶこともありますが、「沙羅双樹」とは全く別物の樹種です。
材は、樹皮の特徴を活かして床柱にしたり、彫刻に使われたりします。

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