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第4章 | 森の響き [小楢・玄圃梨]

2015.08.24 Monday

 

モクターブ 広葉樹図鑑P25[右]
小楢   コナラ(ブナ科)
Quercus serrata

里山で普通に見られ、私たちには最も身近なドングリが成る広葉樹です。
樹の大きさからではなく葉の小ささから「コナラ」と呼ばれるようで、
樹は大きなものでは直径1m近くになるものもあります。

材は重く硬いため燃料にすると火もちが良く、樹齢30~40年生ぐらいまでは
伐採してもその根株から芽が出て再生するため、昔から薪炭材として利用されてきました。

家具以外に薪ストーブに最適の薪として、またシイタケ栽培の原木にも多く利用されます。

 

 

[左]
玄圃梨  ケンポナシ(クロウメモドキ科)
Hovenia dulcis

名前も属する科の名前も、あまりなじみのない樹かもしれません。
食用になるナツメはこの仲間です。樹木名に「~ナシ」とついているのは
実を支える柄の部分の味と香りが梨に似ていることに由来しています。

材は辺材(芯から離れた周りの部分)と心材(芯に近い部分)とで極めて明瞭な色の違いがあり、
床柱、床板、装飾材、化粧用単板、家具、楽器などに使われます。

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